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<くらしの中から考える>学校の制服(みんなの声) - 東京新聞

 学校生活でなじみの深い学ランやセーラー服などの制服。その役割や各地の学校のルールを紹介した2日掲載の記事には、読者の子どもたちから多くの投稿が寄せられました。「着てみたい」という憧れの声のほか、「服装は自分で決めたい」などの意見も。制服を巡るさまざまな考え方が浮かび上がりました。

 愛知県半田市の横川小学校からは、五年生九人の賛否両論が届いた。賛成派の石黒樹君(10)は、制服を着ると「今日も勉強をがんばるぞ、とやる気が出て、勉強に打ち込めると思う」。勝又利緒さん(11)は「昔からの伝統を受け継いで着ていきたい。制服が楽しみなのでそのままでいてほしい」と望んだ。

 一方で「制服は必要ない」という意見も。金田菫さん(10)は「(制服で)公私のけじめがつくなんて意味不明。制服でもサボる人はたくさんいる」と指摘した。「服装は自分で決めるべきだ。制服でも私服でも選べるようになった方がいい」と主張したのは草別さくらさん(11)。根木美あんさん(11)は「中学生ぐらいから自分で服装を考えないと、大人になったときに自分で決められなくなる」とつづった。

 来春から中学生になり制服を着る岐阜県瑞浪市の陶小学校の六年生六人も賛否が分かれた。小木曽蒼真君(11)は「私服だと『そんな服なの?』と言われて、いじめの原因になってしまうかもしれない」と制服に賛成。伊藤凪穂さん(11)は「女性に生まれたけど自分を男性と認識しているなど、制服を苦痛と思っている人にとっては、毎日自分が嫌いになってしまう」と考え、「制服と私服のどちらも着られるようにしてほしい」と訴えた。

 浜松市の静岡大教育学部付属浜松小学校五年の高橋悠真君(10)は制服で学校に通っているが、誤って木工用接着剤を付けた制服を一年から四年まで着続けたことから「気軽に買い替えられる私服の方がいい」。弟の同小二年の駿太君(8つ)も「気温に合わせて毎日着たい服を選べる」と私服での通学を支持した。

 二日の記事では、制服の歴史も紹介した。三重県志摩市の鵜方小学校六年の三橋太一君(12)は「制服が明治から始まったと知って驚いた」と感想を書きつつ、「他の服が選べないのは今の風潮に合わない。服は自由に選ぶというのがいい」と考えた。

◆選択肢を増やしていい

 私は中学時代にセーラー服、高校時代にはブレザーの制服を着ていました。初めて袖を通した時は誇らしく、愛着もありました。ただ、これからは多様性が重視される時代。選択肢を増やしてもいいのではないでしょうか。まずは、学校で何を着たいのか、子どもたちと考える機会を設けることが大切だと思います。 (熊崎未奈)

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