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しゃぶしゃぶ店ガス爆発から1年…「責任の所在明らかにして」 - 読売新聞

 福島県郡山市島の飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」のガス爆発で1人死亡、19人が負傷した事故は30日、発生から1年となる。県警が業務上過失致死傷容疑で捜査を続ける中、爆発によって被害にあった事業者は「責任の所在を明らかにしてほしい」と訴える。

 県警の発表によると、事故は、昨年7月30日午前8時55分頃に発生した。改装工事のため店内にいた男性会社員(当時50歳)が死亡、19人が重軽傷を負った。

 郡山地方広域消防本部によると、232棟の建物や57台の車両などが爆発の被害を受けた。現場近くに妻と住む男性(71)は、自宅の屋根瓦や天井が吹き飛ぶなどしたが、修繕も終わり「もう落ち着いた。事故前の状態に戻った」と話す。

 事故が起きる約半年前の2020年1月に現場から約40メートル離れた場所にオープンしたフォトスタジオ「Amery」は、爆発で建物が激しく損傷した。スタジオ内のカメラ機材やアンティークの小物なども壊れ、スタジオ移転を余儀なくされた。

 機材の修理費など約1200万円は、飲食チェーンの運営会社などが設立した基金で補償された。ただ、スタジオ再開までの約8か月間でかかった人件費や移転費用など約2000万円はいまのところ自己負担で、賠償を請求する相手がいない状態という。

 経済産業省の調査報告書によると、調理場のシンク下のガス管の床と接する部分が腐食して複数の穴が開いており、そこからガスが漏れたとみられている。県警は爆発の原因やガス漏れの責任の所在について捜査している。

 「Amery」の代表(33)は「泣き寝入りしないためにも、事故の原因や責任を早く明らかにしてほしい」と話す。

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