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総務省は、マイナンバーカード取得者が活用できる「マイナポイント」について、登録手続きの期限を9月末から年内に延長する方針を固めた。対象者は4月末までにカードの申請を済ませた人で、交付作業の遅れで9月末までに取得できないケースが出るとみられるため、先延ばしすることになった。
マイナポイントは、カード普及の一環で始まった事業。カード取得後、決済サービスに登録し、キャッシュレスで買い物をすると、最大5000円分のポイントがたまる仕組みだ。昨年9月1日に始め、今年9月末を登録期限としていた。
登録はカード取得が前提となるが、交付は順調に進んでいない。総務省によると、今月26日時点で、申請5066万件に対し、交付は4517万件。特に東京都で遅れており、18日時点で、申請702万件に対し、交付は523万件にとどまっている。新型コロナウイルス対応で人手が不足していることなどが要因という。
一方、電子マネーやクレジットカードなど決済サービスへのマイナンバーカードの情報登録も低調だ。登録要件を満たす4月末時点のカード申請件数は4931万件だが、今月21日時点でのサービス登録件数は2121万件。総務省は、制度の周知を図りたい考えだ。
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