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大相撲九州場所 照ノ富士優勝 新横綱から2場所連続は59年ぶり - NHK NEWS WEB

史上最多、45回の優勝を数えた横綱・白鵬が引退し、昇進から2場所目で番付上の一人横綱となった照ノ富士。

土俵上の勢力図が変わっても冷静な相撲を貫きました。

「落ち着いて取っている」。

「非常に安定している」。

今場所の照ノ富士の相撲内容に、審判長の親方からは連日、評価する声が聞かれましたが、万全な相撲ばかりだったわけではありません。

序盤の2日目には、先場所敗れた平幕の大栄翔に攻め込まれ、俵に足がかかる大ピンチを迎えました。

それでも、しっかりと相手を抱えて右からの豪快なすくい投げで逆転勝ち。

土俵際でも白星を逃さない冷静な判断が光りました。

勝ち名のりを受けた照ノ富士は「落ち着いて取れていた。ある程度は余裕がないと落ち着いて取れない」と話しました。

どのような状況になっても落ち着いて対処し、最後は白星につなげる照ノ富士。

その強じんな心と体を支えた要因の1つは、一人横綱としてのきょうじです。

場所前の取材では「一人横綱になって、自分が引っ張ってかないといけないという責任を感じる。これから自分が背負ってやらなきゃいけないことが多いと思うし、責任を持って頑張っていきたい」と述べていました。

現役力士でただひとりの最高位として「プレッシャーなくやれてはいる」と話しながらも、その責任を意識しつつ連日の結びを務めてきました。

もう1つの支えがこれまでと変わらない入念な準備です。

最初の大関昇進後にひざのけがや糖尿病などの影響で一時は序二段まで番付を下げ、そこからの復活劇で頂点まで上り詰めました。

その陰では相撲を取る稽古だけでなく、ウエイトトレーニングや体のケアなどにも時間を割いてきました。

今場所前も、師匠の伊勢ヶ濱親方が「動きとしてはいまひとつだが、ひざをケアしながら、毎日稽古場に下りて自分で考えながらやれることをしている」と話していました。

綱とりに挑んだ7月の名古屋場所前には、稽古場でスクワットや腕立て伏せ、ゴムチューブを使ったさまざまなトレーニングなどに時間をかけていました。

こうした姿勢を続けることで、黙々とみずからの体と向き合ってきました。

常に冷静さを失わない精神面と地道な準備でつちかった体で優勝32回の大横綱、大鵬以来59年ぶりに新横綱の場所から2場所続けての優勝を果たしました。

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